運動障害や感覚障害に対する支援機器開発を支援します

二見 亮弘
FUTAMI Ryoko


共生システム理工学類
特任教授・工学博士


ライフサイエンス
健康・福祉 ものづくり技術

    

夢:科学と工学で高齢化社会にもっと喜びを!







応用理工学系

専門分野
 生体工学、福祉工学

研究内容
 感覚神経や運動神経への電気刺激を使った、高齢者・障害者への感覚・運動支援システムの開発研究や、それらの基礎となる人間の感覚・運動・脳機能の計測と解析、モデリングなどを行っています。具体的には、仙骨上腰背部への電気刺激が歩行やペダリングを賦活させるしくみとその応用に関する研究、皮膚電気刺激による情報伝達方法の開発、皮膚電極による選択的な運動神経刺激方法の開発などを行っています。また、神経細胞の発火タイミングが可能にする情報処理様式を明らかにするための数理モデリング研究を行っています。





想定するパートナー
 学校、健康福祉機器を開発したい企業

具体的な連携、事業化のイメージ
 皮膚電気刺激のノウハウと研究シーズの提供

代表的な取組
 生物・物理・数学・医学・工学が関わっている研究の面白さを高校生に伝える模擬授業や講演、子供達に生体の電気現象を知ってもらうためのマジックや工作教室を行ってきました。また、歩行支援用携帯型電気刺激装置を企業と共同で開発しました。

代表的な成果(全ての業績リストはコチラ(教員・研究者情報検索)
 ・「歩行における仙骨表面電気刺激による推進効果の解析」、電子情報通信学会技術研究報告 MBE2018-105(2019)
 ・「神経発火の抑制による皮膚表面電極での選択的神経刺激の試み」、第50回日本生体医工学会東北支部大会講演論文集(2017)
 ・「聴覚と発声の学習」、乾・安西編:運動と言語:第3章、岩波書店(2001)