福島県が抱える課題解決へ「foRプロジェクト」

福島大学では「福島での課題解決」に結びつく研究を重点研究分野「foRプロジェクト」に指定しました。
震災や原発事故による深刻な地域課題の解決に向け、研究が加速することが期待されます。


Ⅰ.趣旨
    

福島大学ミッション2030の遂行に資する研究及び第3期、第4期 中期目標中期計画期間の大学評価向上に資する研究について、
学長のリーダーシップのもと福島大学の重点研究分野に指定するもの

福島大学ミッション2030 抜粋  【研究のあり方】
 ○ 地域課題・21世紀的課題に対応した基盤的研究を政策的に強化、既存学類・研究科の研究の「強み」を 明確化
 ○ 人文・社会・理工・農の各分野の高度な融合と総合性を実現させるために、異分野間の共同研究を推進
 ○ 「発酵醸造研究所」を設置し、「浜通り地域の国際教育研究拠点」へ積極的に参画し、大学全体の研究・実践フィールド
   としての位置付け



Ⅱ.区分
    

1)foR-Fプロジェクト
  福島県の地域課題解決に必要な研究であるとともに、国策としても重要な研究など、特に地域・社会ニーズが高いと認知されてい
    る、将来的に大学の価値を高める(大学の特色となる)ことが見込まれる研究プロジェクト(3カ年度)

2)foR-Aプロジェクト
    福島県の地域課題の解決に必要な研究を行うプロジェクト(単年度)

※ 「R」はResearch、「F」はFuture、「A」はAreaの頭文字。     

Ⅳ.指定プロジェクト一覧

foR-Fプロジェクト

R3.8.2~
R6.3.31
経済経営学類 藤原遥 准教授(研究代表者)
官学連携による「住民参加型行財政システム」の構築に向けた実証的研究
R3.8.2~
R6.3.31
食農学類 松田幹 教授(研究代表者)
ゲノム科学・技術を援用した栽培・発酵好適性イネ系統の開発基盤研究
R3.8.2~
R6.3.31
人間発達文化学類 中田文憲 准教授(研究代表者)
福島型STEAM教育の開拓
R3.8.2~
R6.3.31
共生システム理工学類 大山大 教授(研究代表者)
脱炭素型エネルギーシステムの構築:水素をつくる・つかう技術の多様化
H30.5.1~
R3.3.31
経済経営学類 吉田樹 准教授(研究代表者)
超高齢社会における「福島版MaaS」モデルの構築
H30.5.1~
R3.3.31
共生システム理工学類 高橋隆行 教授(研究代表者)
環境放射能調査用水中ロボットの開発とイノベーション・コースト構想への貢献


foR-Aプロジェクト

R3.5.20~
R4.3.31
食農学類 平修 教授(研究代表者)
「SDGsを見据えた福島農産物のブランド化と健康寿命延伸~美味しさと健康を一つに~」
R3.5.20~
R4.3.31
食農学類 石川尚人 教授(研究代表者)
「風評被害に苦しむ中山間地肥育牛の再ブランド化プロジェクト」
R3.5.20~
R4.3.31
環境放射能研究所 和田敏裕 准教授(研究代表者)
「原発周辺の沿岸生態系におけるトリチウムモニタリング基盤の構築と動態解明」