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公開日:16.05.19
平成28年度 福島大学重点研究分野「foRプロジェクト」に3研究を指定
本学では、平成27年度から「中井プラン2021で示した「『21世紀的課題』が加速された福島での課題」の解決に結びつく研究を重点研究分野として指定し、研究費を重点配分する「foRプロジェクト」を実施しています。

平成28年度は、単年度指定となる「foR-Aプロジェクト」について、4月に学内公募を行った結果、7件の応募があり、審査委員会による書面及びプレゼンによる審査を経て、「地域交通」、「ロボット」、「環境放射能」の3研究分野・研究者(グループ)を決定しました。

同プロジェクトに指定されたのは、経済経営学類の吉田樹 准教授(地域交通)、共生システム理工学類の高橋隆行 教授(ロボット)、環境放射能研究所の和田敏裕 准教授を代表とする研究グループ(環境放射能)の3人(グループ)です。震災や原発事故による深刻な地域課題の解決に向け、研究が加速することが期待されます。

このたび、指定証交付式が行われ、中井学長から指定証が交付されました。
「foR-Aプロジェクト」指定研究の概要は以下の通りです。

〇吉田 准教授
「「二層の対流」を創出する「小さな交通」のデザイン」

〇高橋 教授
「共存型人支援ロボットおよびその関連技術の開発」

〇和田 准教授(研究代表者)平尾茂一 講師・脇山義史 講師・奥田圭 特任助教
「大熊町をモデルとした生活圏の環境放射能モニタリング:原発周辺地域の復興に向けて」


h28_for(下段左から)高橋教授、吉田准教授、中井学長、和田准教授、
(上段左から)小沢理事・副学長、平尾茂一 講師、脇山義史 講師、奥田圭 特任助教

このほか、平成27年度からの継続指定研究となる「foR-Fプロジェクト」の概要は以下の通りです。

〇小山 教授
「放射性物質循環系の解明と食料生産の認証システムに関する研究」

〇高貝 准教授
「福島第一原発の廃炉作業を加速・支援する難分析核種の迅速計測技術の開発」

(foRプロジェクト区分)
(1)foR-Fプロジェクト※
福島県の地域課題の解決に必要な研究であるとともに、国策としても重要な研究など、特に地域・社会ニーズが高いと認知されている、将来的に大学の価値を高める(大学の特色となる)ことが見込まれると学長が判断した研究を行うプロジェクト
(2)foR-Aプロジェクト※
福島県の地域課題の解決に必要な研究を行うプロジェクト

※ RはResearch(研究)、FはFuture(未来)、 AはArea(地域)の頭文字です。