土壌、農作物、ため池、森林等で調査を行い、環境中での放射性物質の移行や対策、住民生活への影響等について調査・研究します

塚田 祥文
TSUKADA Hirofumi


環境放射能研究所
教授・博士(農学)


環境
食・農

    研究室 URL:http://www.ier.fukushima-u.ac.jp/index.html

夢:福島県民が安心して元の平穏な生活が取り戻せるようにしたい







生物・農学系

専門分野
 陸域環境における環境放射生態学

研究内容
 専門分野は、陸域環境における放射性物質の挙動に関する研究(環境放射生態学)です。これまでに得られた土壌-作物系における成果は、IAEAの成果物や平成24年4月から施行された飲食物の基準値策定に用いられました。また、農林水産省から示された「放射性セシウム濃度の高い米が発生する要因とその対策について」、「ため池の放射性物質対策技術マニュアル」等で指導しました。更に、福島県のアドバイザー、福島県環境創造センター部門長、各研究機関の評価委員等を務め、専門的な立場から指導・助言を行っています。写真は、水田やチェルノブイリにおける土壌サンプリングと2017年4月に十万山で発生した林野火災地点でのサンプリングの様子です。





想定するパートナー
 国、地方自治体、研究機関、住民等

具体的な連携、事業化のイメージ
 農業環境における放射能調査・対策、被ばく線量評価等

代表的な取組
 農業環境とイネの調査成果に基づく汚染の要因解析(農林水産省)、農業用水の調査成果に基づく管理マニュアル(農林水産省)、環境、飲食物中放射能に関する調査・研究(環境省、消費者庁、厚労省等)

代表的な成果(全ての業績リストはコチラ(教員・研究者情報検索)
 『環境放射能モニタリングのための水中の放射性セシウムの前処理法・分析法』(2015年)、『なすびのギモン(食品編)』(2015年)、『日本土壌肥料学雑誌』(2013、2014、2017年)、『最新農業技術 土壌施肥 vol.4』(2012年)、『土づくりとエコ農法 44』(2012年)等