福島の漁業・水産業の復興や活性化をサポートします

和田 敏裕
WADA Toshihiro


環境放射能研究所
教授・農学博士


環境
地域・産業振興 食・農

    研究室 URL:http://researchmap.jp/hoshiarei1

夢:福島県の豊かな水産資源について後世に伝えていきたい







生物・農学系

専門分野
 魚類生態学、水圏資源生態学、水圏放射生態学

研究内容
 2014年度まで8年間、福島県水産試験場の研究員として勤務し、ホシガレイやヒラメの放流技術開発や松川浦の幼稚魚調査など、漁業資源の増殖に関する業務に従事しました。震災後は、主に海産物の放射性物質モニタリング業務に携わり、福島県の漁業再生をサポートしてきました。近年では福島県内の淡水魚類の調査研究にも取り組んでいます。今後も、海面・内水面魚類の調査研究を通じ、福島県の水産業の再生・復興、地域社会の活性化をサポートしていきます。



想定するパートナー
 被災自治体及び漁業関連団体など

具体的な連携、事業化のイメージ
 調査協力、結果広報、活性化政策など

代表的な取組
 福島県の水産研究機関と連携して震災後の放射性物質モニタリング結果を取りまとめ、成果を報告してきました。近年は、複数の大学や研究機関とも連携して研究を推進しています。福島県の沿岸部の再生過程や、安全・安心な試験操業の取り組み、水産物の放射能汚染の現状等について学会、著作物等を通じて国内外にアピールし、福島県の水産業の復興に貢献していきます。

代表的な成果(全ての業績リストはコチラ(教員・研究者情報検索)
 Radiological impact of the nuclear power plant accident on freshwater fish in Fukushima:an overview of monitoring results.Wada et al.(2016)J. Environ. Radioact.(151:144-155)
 Effects of the nuclear disaster on marine products in Fukushima.Wada et al.(2013)J.Environ.Radioact.124:246-254
 福島県の漁場環境と漁業の現状と課題.和田敏裕(2015)月刊海洋 Vol.47、No.1、10-17