難しい子どもに怒らない子育てのために一緒に考えること、ペアレントトレーニングができます
安部 郁子
ABE Ikuko


人間発達文化学類
特任教授・教育学士


健康・福祉

 夢:大人も子どもも自分の"権利"を大切にして、暴力やいじめのない環境で、
   生き生きとその人なりに生きていくための支援を行っていきたいと考えています









健康・運動・心理学系

専門分野
 臨床心理学、福祉臨床

研究内容
 東日本大震災後の原発事故の影響から避難が長期化する現在の福島では、発達障害児及びその保護者への支援システムの構築が課題となっていますが、行政サービスの提供に問題が生じていることがみられます。子どもの発達経過を十分に把握することが困難な状況であり発達障害支援が滞りやすい状況となっています。これらの問題を踏まえ、「震災後の子どもと保護者、子育て環境の問題を経時的に把握し支援に役立てるための支援システムの構築」が必要と考えます。母子保健、障害福祉、教育機関等の連携の中で、子どもと親の支援が出来るよう工夫していきたいと考えています。
 また、婦人保護事業の三機関(婦人相談所、婦人相談員、婦人保護施設)の一つである婦人相談員の専門性や労働条件については、これまで深く議論されることはありませんでした。公共部門の相談支援の最前線にいる婦人相談員の全国実態調査を実施し、その現状と課題を明らかにし、婦人相談員の非正規労働問題を複合的視点から点射し、公的相談支援に携わる婦人相談員の専門性を明らかにしたいと考えています。

想定するパートナー
 医療、保健、福祉、教育等、子どもの心のケアに関わる専門職、婦人保護事業に関わる専門職・研究者等

具体的な連携、事業化のイメージ
 

代表的な取組
 

代表的な成果(全ての業績リストはコチラ(教員・研究者情報検索)
 厚生労働省「婦人保護施設の役割と機能に関する調査研究」(平成29年4月)
 厚生労働省「婦人保護施設における性暴力を受けた被害者に対する支援プログラムに関する調査研究」(平成31年3月)
 福島市要保護児童対策地域協議会代表者委員(現在に至る)
 「デートDV読本」
 「福島県高校生のデートDVに関する調査」
 「リービングケア読本」