年輪で古い木材の年代を決められます
木村 勝彦
KIMURA Katsuhiko 共生システム理工学類 特任教授・理学修士 |
生物・農学系
専門分野
森林生態学、年輪年代学
研究内容
年輪について幅広く研究しています。特に遺跡出土材や災害等で地中に埋もれた埋没材などの古い木材の年輪解析により1年精度での年代決定や環境復元ができます。
想定するパートナー
埋蔵文化財関連の自治体や企業。防災関連の自治体や研究所。年代測定分析企業。
具体的な連携、事業化のイメージ
遺跡出土木質遺物の年代測定、当時の環境推定のサポート。過去の自然災害現場に埋れ木があった場合、災害発生の1年精度での年代決定ができる可能性があります。
代表的な取組
遺跡では福島県文化振興財団をはじめ、奈良県、新潟県、石川県などの埋文関係機関の扱う遺跡出土材の扱いについてのアドバイス、年輪年代解析を実施。福島県三島町で2021年に見つかった5400年前の埋れ木について三島町、現地企業、白河市の分析会社、新潟大学などと連携して分析を進め、現地に還元できる形での公表を目指している。
代表的な成果(全ての業績リストはコチラ(教員・研究者情報検索))
共著「秋津遺跡第 4・5 次調査出土材の年輪酸素同位体比分析」奈良県立橿原考古学研究所 2021年
共著「酸素同位体比年輪年代法による縄文時代晩期~弥生時代中期の暦年代」 新潟考古 2021年
共著「酸素同位体比年輪年代法による縄文時代晩期~弥生時代中期の暦年代」 新潟考古 2021年