河川・湖沼や土壌中に存在する細菌等の微生物に関すること
難波 謙二
NANBA Kenji 共生システム理工学類 教授・博士(農学) |
夢:微生物とうまくつきあう方法にたどり着きたい
生物・農学系
専門分野
環境微生物学、微生物生態学
研究内容
福島県内の河川、湖沼およびため池を主な対象に水質から魚類までを視野に入れて、放射性セシウムの分布状況やその変化を把握し、原子力災害後の合理的な環境回復を目指しています。海外ではウクライナ側研究機関との共同プロジェクトで、チェルノブイリ原発のクーリングポンド水位低下にともなう水域や新たに出現した陸域について、放射性物質動態の変化を対象にした研究を行っています。微生物については、大腸菌群や大腸菌等の環境指標となるような微生物の河川・湖沼での分布と水質や陸域環境との関係について研究を行っています。
想定するパートナー
環境調査会社
具体的な連携、事業化のイメージ
微生物を利用した環境対策
代表的な取組
・土壌と地下水の観測による、安定型処分場立地地域での地下水汚染の検出
・湖沼観測による汚染指標微生物増加原因の推定
・河川と湖沼の溶存態・懸濁態放射性セシウムの観測
・湖沼観測による汚染指標微生物増加原因の推定
・河川と湖沼の溶存態・懸濁態放射性セシウムの観測
代表的な成果(全ての業績リストはコチラ(教員・研究者情報検索))
「微生物の地球化学」2015、(フェンチェル、キング、ブラックバーン著。分担翻訳)