6次化、付加価値生産のための異業種連携と商品開発

小山 良太
KOYAMA Ryota


食農学類
教授・博士(農学)


食・農
地域・産業振興

    

夢:既存の生産農学から新しいフードシステム農学「食農学」の構築







生物・農学系

専門分野
 農業経済学、地域経済学、協同組合学
 Agricultural economics、Regional economics、Cooperative studies

研究内容
 福島大学は原発事故後から、農地の放射能計測、各種試験栽培、食品検査体制のあり方、住民組織の支援、風評対策など幅広い活動をしてきました。
 原子力災害による損害は3つ枠組みで捉えられます。
①出荷制限、風評被害による価格下落などフローの損害
②施設、農地が使用できなくなったことなど物財に関するストックの損害
③人材の流出やネットワーク、コミュニティの毀損、地域の分断など社会関係資本の損害です。
 いま重要なのは第3の損害を再構築するかです。これは世界の地域が共通して抱えている問題です。



想定するパートナー
 自治体、農業協同組合、生活協同組合、住民組織

具体的な連携、事業化のイメージ
 ①付加価値農業、儲かる農業を実践するために、福島大学の純米吟醸、福ぽんしゅプロジェクトを、ファッションブランド
 「サマンサタバサ」とコラボし商品化
 ②福島市の米生産の高位平準化、新ブランド化のために初めての米コンテストを主催

代表的な取組
 ・「放射性物質循環系の解明と食料生産の認証システムに関する研究」(福島大学重点研究分野「foRプロジェクト」)
 ・地産地消ふくしまネット
 ・福島市まちなかマルシェ(2011)
 ・産直屋台いなGO・街と農村を繋ぐ地域企業(文部科学省 質の高い大学教育推進プログラム選定事業(教育GP))
 ・おかわり農園(福島大学経済経営学類小山ゼミ主催)
 ・ふくしまかわまた米コンテスト
 ・福島大学の純米吟醸、福ぽんしゅプロジェクト、福大生×サマンサタバサ

代表的な成果(全ての業績リストはコチラ(教員・研究者情報検索)
 ・濱田武士、小山良太、早尻正宏(著)『福島に農林漁業をとり戻す』(みすず書房)
 ・日本学術会議『原子力災害に伴う食と農の「風評」問題対策としての検査体制の体系化に関する緊急提言』