樹木の環境応答に関わる分析をサポートします

萩原 幹花
HAGIWARA Tomika


食農学類
講師・博士(農学)


環境
食・農

夢:森林生態系の生物間相互作用のメカニズムを明らかにすることで、気候変動下での自然環境保護に貢献したいです







生物・農学系

専門分野
 森林生態学、化学生態学、生物間相互作用

研究内容
 香りを介した生物間相互作用。
 森林を主なフィールドとして、植物-動物相互作用、揮発性有機化合物(VOCs)を介した植物間コミュニケーション、植物の被食防衛に関する研究を行っています。特に、森林樹木に注目し、放出される「香り」が同種や他種にどのような影響を与えるかを検証しています。このような研究を通じ、どのように樹木が様々なストレスに抵抗しているのかを明らかにし、気候変動下における長期的かつ持続可能な森林管理に資する知見の提供を目指しています。






想定するパートナー
 国や自治体、企業、環境コンサルタント

具体的な連携、事業化のイメージ
 共同研究、環境応答にまつわる植物の葉から放出される香り分析とその評価

代表的な取組
 森林における香り受容メカニズムの解明と香りが及ぼす繁殖への波及効果の検証
 森林における植物間コミュニケーションの統合的な機構解明と生態系への波及効果の検証

代表的な成果(全ての業績リストはコチラ(教員・研究者情報検索)
 萩原幹花, 石原正恵 (2025). 森林における植物間コミュニケーション (植物の多次元コミュニケーションダイナミクス : 分子メカニズムから農業応用の可能性まで:分担執筆) NTS出版
 Tomika Hagiwara et al. Volatile-mediated plant-plant communication in natural beech forests. Journal of Plant Interactions 19(1)