地域のさまざまな資源を活かしながら、地域を元気にするお手伝いをします

塩谷 弘康
SHIOYA Hiroyasu


行政政策学類
教授・修士(法学)


地域・産業振興
食・農 法律

    

夢:里山における自然と人間の再生を理論と実践の両面で実現すること







法・行政・社会学系

専門分野
 法社会学、農山村法

研究内容
 福島県は豊かな自然資源に恵まれていますが、東日本大震災・東電福島第一原発事故により、人と人、人と自然との関係が断ち切られ、真の復興には息の長い取り組みが必要です。もともと林野(入会)や水利などの共同管理や自治的統治について研究してきましたが、少子高齢化が加速し地域社会の存続が危ぶまれる現在は、自助、互助・共助、公助を組み合わせて、地域資源を維持・活用し、住民一人ひとりが幸せに暮らすことができる地域社会の実現を目標に、研究を進めています。

想定するパートナー
 自治体、地域づくり団体、NPOなど

具体的な連携、事業化のイメージ
 ① 地域資源とその共同管理(ローカル・ルール)に関する実態調査
 ② 自助、互助・共助、公助を組み合わせた地域資源共同管理の検討
 ③ 地域資源を活用した地域活性化策の提言

代表的な取組
 ①「かーちゃんの力・プロジェクト」(避難女性農業者との復興支援協働プロジェクト)
 ②「小規模自治体研究所」(福島大学プロジェクト研究所)
 ③「昭和村における移住・定住、空き家問題の現状と解決策」(福島県会津DX日新館・受託事業)
 ④「大地の再生」事業、「あぶくまの里山を守る会」活動への参加
 ⑤ 福島県総合計画審議会、福島県漁業調整委員会ほか

代表的な成果(全ての業績リストはコチラ(教員・研究者情報検索)
 『食と農でつなぐー福島から』(共著、岩波新書・2014年)
 『共生の法社会学―フクシマ後の〈社会と法〉』(共著、法律文化社・2014年)
 「福島農業の復興・再生に向けた現状と課題―震災・原発事故8年半を経過して」『農業法研究55号』
  (日本農業法学会・2020年)
 「原子力災害が福島県の森林・林業にもたらした被害」『林業経済研究68巻1号』(林業経済学会・2022年)