海の放射能や様々な元素の動きの疑問にお答えします
高田 兵衛
TAKATA Hyoe 環境放射能研究所 准教授・博士(水産科学) |
夢:日本海溝の深海で泳ぎたい
自然科学・情報学系
専門分野
海洋化学、環境放射能
研究内容
海洋での微量元素及び放射性核種の動態解明のために、フィールド調査のみならず、溶液化学的手法による室内実験や、新たな化学分析手法の開発も手掛けてきました。
福島第一原発事故後は、海洋での人工放射性核種動態に関する研究を行ってきました。特に以下の項目について調査してきました。
・同原発周辺海域での海水、海底堆積物の事故後10年間の放射性
セシウムの動き
・モデルを使った同原発周辺海域での海水中放射性セシウム量を推定
・海洋でのトリチウムの動きについて
最近は、海洋での放射性核種の循環に加え、河川から海洋にかけての放射性セシウムの動きについても研究しています。
福島第一原発事故後は、海洋での人工放射性核種動態に関する研究を行ってきました。特に以下の項目について調査してきました。
・同原発周辺海域での海水、海底堆積物の事故後10年間の放射性
セシウムの動き
・モデルを使った同原発周辺海域での海水中放射性セシウム量を推定
・海洋でのトリチウムの動きについて
最近は、海洋での放射性核種の循環に加え、河川から海洋にかけての放射性セシウムの動きについても研究しています。
想定するパートナー
海洋の放射能に関する研究成果を分かりやすく伝えてくれるメディア、自治体、企業等
具体的な連携、事業化のイメージ
海洋での放射能の動きや海洋生態系への影響についてのアドバイス、調査協力
代表的な取組
福島第一原発事故の前から放射能に関する成果を国際的に発表しつつ、一般の方々にわかりやすい形でメディアを通して発信してきました。また、国や自治体での委員会に参画し海洋放射能専門の立場から原子力施設周辺海域の監視結果の信頼性担保に貢献しています。
代表的な成果(全ての業績リストはコチラ(教員・研究者情報検索))
・単著『福島第一原子力発電所事故前と事故後8年間における日本沿岸の海水中セシウム137濃度変遷』地球化学、
2021年 55巻4号 p.132-143
・共著『大型台風による河川氾濫が福島沿岸海水の放射性セシウム濃度を上昇させた』海洋出版株式会社、月刊海洋2022年11月号
2021年 55巻4号 p.132-143
・共著『大型台風による河川氾濫が福島沿岸海水の放射性セシウム濃度を上昇させた』海洋出版株式会社、月刊海洋2022年11月号