DNAの化学合成・構造解析・応用

大樂 武範
DAIRAKU Takenori


共生システム理工学類
准教授・博士(薬科学)


ナノテク・材料

夢:福島大学発の研究を創出し、その研究成果を社会につなぐこと







自然科学・情報学系

専門分野
 核酸化学

研究内容
 DNA合成技術が確立された今日では、任意の塩基配列をもつDNA分子を化学的に合成することができます。私は、金属イオンや金属ナノ粒子と上手く相互作用する様に"デザインした"DNA分子を使った研究に打ち込んできました。これまでに、Ag+イオンを内包する様に"デザインした"DNA分子が、有用化学品合成のための触媒反応に応用できることを見出しました。
 福島県では、水素社会の実現へ向けた研究・開発が活発化しています。水素社会の実現には、水素(H2)を"作る"・"運ぶ"・"使う"ための新化学技術の確立が必要となります。今後は、"DNAと金属の相互作用"という新たな切り口から、水素社会の実現へ向けた新触媒の開発研究に取組みたいと考えております。











想定するパートナー
 化学関係の企業など

具体的な連携、事業化のイメージ
 DNAと金属を利用したナノデバイスや触媒の開発

代表的な取組
 "DNAと金属の相互作用"を応用した触媒開発へ向けて、上智大学理工学部や産総研触媒化学融合研究センターとの共同研究に取組んでいます。

代表的な成果(全ての業績リストはコチラ(教員・研究者情報検索)
 日本薬学会物理系部会奨励賞(2019)
 核酸分子のかくれた特性「金属を介した塩基対形成能」に関する研究