X線(ガンマ線)を用いた物質の化学状態分析及び研究アドバイス

大橋 弘範
OHASHI Hironori


共生システム理工学類
准教授・博士(理学)


ナノテク・材料
地域・産業振興 環境 エネルギー ものづくり技術

    研究室 URL:https://www.sss.fukushima-u.ac.jp/~h-ohashi/

夢:化学の力でより良い社会を







自然科学・情報学系

専門分野
 物理化学、放射性セシウムの最終処分、X線/ガンマ線分光学

研究内容
 環境問題に対してX線を用いた手法で問題の原因を特定し、解決することを目指しています。福島県での環境問題のひとつである放射性セシウムの最終処分材料の開発を目標に研究を行っています。関連して、放射性セシウムの食品への移行に関する研究を行っています。
 また、ナノ粒子を用いた不均一触媒(担持金属触媒)の調製とキャラクタリゼーションを行っております。地熱発電で常に問題になっているスケール(沈殿物)に関する研究、温泉生産物である湯の花の状態分析も行っております。
 専門の物理化学の分野において、最近ではビールに関する研究に着手しました。



想定するパートナー
 国や地方自治体、分析関連企業、 ものづくり企業

具体的な連携、事業化のイメージ
 新規物質のキャラクタリゼーション及びそれに対する提言・測定・解析補助などご相談承ります。

代表的な取組
 大型放射光施設(SPring-8)の産業利用ビームラインでの測定(年3-4回)、中規模放射光施設(NanoTerasu、SAGA-LS)での測定、分析専門会社へのアドバイス、中学高校理科教員への指導・助言・共同研究

代表的な成果(全ての業績リストはコチラ(教員・研究者情報検索)
 2024年度 環境放射能除染学会『奨励賞』受賞
 2023年度 日本化学会『化学教育有功賞』受賞
 第8回浅田榮一賞受賞(2013年)
 「ガス製造方法、及びポルサイトの製造方法」特許第7199703号
 「金微粒子の分散・固定化方法およびそれにより得られる材料」特許第5010522号
 「高活性触媒およびその製造方法」特許第5010547号 など